こんにちは、skyrinrinです
皆さんは、日本のクワガタと言われると何を思い浮かべますか?
ぼくはオオクワガタ一択です!
滅多に会えないレアな印象があってザ・日本というようなシンプルな見た目がめちゃくちゃ好きです。
今回は、そんなオオクワガタのサイズのギネス記録がどのくらいなのか気になったので調べてまとめてみました!
ぜひ、最後までご覧ください!
オオクワガタとは?
まずは、オオクワガタについて軽く紹介していきます。
オオクワガタとは、クワガタムシ科、オオクワガタ属、オオクワガタ亜族に属するクワガタのことで、
日本に生息しているいわゆる国産オオクワガタの天然種はホペイオオクワガタの亜種で日本で生息しているクワガタの中で最大級の大きさを誇っています。
国産のオオクワガタの分布は日本国内全国のブナの原生林と台場クヌギ林、ということになっているのですが、生息数が少なく僕は天然個体を見たことがありません。
寿命は通常成虫になってから1~3年、ワンシーズンで寿命を終えてしまうような種類も多く、越冬して何年も生きるオオクワガタはクワガタの中でも長寿な種類です。
オオクワガタは、絶滅危惧種Ⅱ類(環境省レッドリスト)というものに指定されており、
簡単に言うと、環境省が定めた絶滅する可能性があり保護すべき生き物、つまり絶滅危惧種が載っているリストのことです。
オオクワガタは2007年まで、準絶滅危惧種という絶滅危惧種Ⅱ類の一個前のランクに位置づけられていたのですが、森林伐採や乱獲により個体数が激減、絶滅危惧種Ⅱ類に引き上げられました。
環境破壊や乱獲によって生き物が絶滅するのはとても悲しいことですよね。
ぼくは、材割採集に行った際オオクワガタの幼虫を採集するために斧で傷つけられた生木も見たことがあります。

生き物の採集というのは、自然環境に少なからず影響を与えることです。
ちゃんとマナーを守って採集をしましょう。
そんな、絶滅危惧種に指定されるほど数が少ないオオクワガタですが、意外とペットショップやネットで購入することができます。
相場は大体5000円~で大きかったり天然種であったりすると数万円にもなります。
以前はヤフーオークションなどでも購入できたそうですが、2022年9月29日から出品禁止になりました。
僕はその直前に購入したのですが、その時の値段はペアで4000円ほどでした。
今では、数万円で取引されるほどですが昔は黒いダイヤと呼ばれるほど高価で取引されており、なんと100万円で取引されるようなこともあったそうです。
100万円…ものすごい金額ですよね。
その当時はまだ飼育法や血統、材などが確立されていなかったと思うので大型である、ということに大きな価値がつけられていたんですね。
オオクワガタの特徴

オオクワガタの特徴や生態を紹介していきます。
オオクワガタの見た目の特徴は、内歯(内側のトゲ)が一対と少なく鞘翅(はね)が分厚く固いこと、日本に生息しているほかのクワガタに比べて大きいことなどがあります。
オオクワガタの生態は、夜行性で昼間は木の洞(うろ)によく隠れています。
オオクワガタの性格は大人しく、臆病な個体が多く、警戒心がとても強いです。
採集が難しいのは警戒心が強いからでもあると思います。
オオクワガタは、さきほど紹介した通り寿命が非常に長く、通常成虫になってから1~3年、
クワガタの中で最長と言われており、過去には7年も生きたという報告もされています。
僕の家で飼っていた個体は成虫になってから約1年半ほど生きていました。
そして、オオクワガタには血統が多くある、という特徴もあります。
これから詳しく説明するのですが、血統を簡単に言うと優れた個体を何代にも掛け合わせて、大きく育つようにしたり、他とは違う特徴を持たせたりすることで、ブランドのようなものです。
オオクワガタは、クワガタの中でも特に人気で大きい個体を生み出すためにブリーダーが日々研究をしています。
なのでオオクワガタはほかのクワガタよりも血統が多く感じられます。
これからこの血統について詳しく紹介していきます。
オオクワガタには
・能勢血統
・久留米血統
・熊谷血統
・信玄血統
・川西血統
・TFO血統
などがあり、大型に育ったり横幅が太く育ったりゴツク育ったりします。
オオクワガタの亜種について
オオクワガタのブリードの動画や個体の紹介を見ていると、
ホペイクワガタや、アンタエウスオオクワガタ、グランディスオオクワガタなどといった言葉を聞くと思います。
これはいわゆる亜種というもので、亜種を簡単に説明すると別種とするほどの違いはないがもとの種と違いがあるときに用いられる分類のされかたのことで、オオクワガタは環境の違いなどによって多くの亜種が生まれています。
日本に生息しているオオクワガタはホペイオオクワガタの亜種です。
クワガタ関連で問題になっていることには、乱獲や森林伐採などもありますが、放虫による種の混合もあります。
クワガタ人気により飼う人が多くなりました。
しかしそうなると、増えすぎて飼いきれなくなったり、なんらかの事情で手放さないといけない。
しかし、殺してしまうのはかわいそう、ならば森に放してあげよう。
という人が出てきてしまいます。
養殖された個体は天然の個体に比べて大きいことがほとんどです。
縄張り争いに当然勝ってしまい、もともとそこにいたクワガタは虐げられてしまいます。
販売されている個体は、外国種なことも多いです。
もともとそこにいた個体と外国の個体やほかの亜種の個体が交雑してしまい、混合種が生まれてしまうこともあります。
このようなことを防ぐために、マルバネクワガタという種類のクワガタは採集自体禁止にされているそうです。

ナカクワガタってなに
オオコクワガタやナカクワガタと呼ばれている種類は、オオクワガタとコクワガタの交雑によって生まれた雑種です。
ナカクワガタは、生殖能力がなく一世代限りで終わり、オスがほとんどだそうです。
人工的にも育てることが可能ですが、幼虫での死亡率が非常に高く、成虫も寿命が短いため飼育は難しいそうです。
オオクワガタメスとコクワガタオスが交雑して生まれるパターンが多いそうですが、逆の場合もあり理由は、オスとメスの体長が合わない場合が多いそうです。
形態はオオクワガタトコクワガタの中間的であるが、メス側の種の特徴が強く現れるそうです。
また大アゴと胴はオオクワガタに近く、脚部はコクワガタに近い特徴が出ると言われています。
オオクワガタメスとコクワガタオスの場合
体長はオオクワガタとコクワガタの中間で、よりオオクワガタ的な体系をしているそうです。
コクワガタメスとオオクワガタオスの場合
体長はコクワガタに近く、よりコクワガタ的な体系をしているそうです。
現在、ナカクワガタの生態などについては謎が多く、産卵を試みるブリーダーも少なくないですが人工的に雑種を生み出すことについては賛否両論であり個人の考えに基づくことがのぞましい。
なおクワガタ同士の雑種として日本産でほかに野外で採集された物としては、ヒメオオクワガタとコクワガタの雑種やヒラタクワガタの雑種やヒラタクワガタとスジブトヒラタクワガタとの雑種などがある。
なお外国ではスマトラ島のフタマタクワガタは非常に関係が近いため雑種が多いそうです。参考
ヒメオオクワガタってなに?
ヒメオオクワガタは日本全域(千葉県・沖縄県をのぞく)に生息している高山性のクワガタムシである。参考
千葉県に生息していないのは、標高1000m以上の山が無いことだと思います。
ヒメオオクワガタは
コウチュウ目クワガタムシ科
オオクワガタ属アカアシクワガタ亜族に分類され
アカアシクワガタの仲間でオオクワガタとは少し違いますが、内歯などはオオクワガタにそっくりです。
ヒメオオクワガタはヤナギ類の幼木や若枝を傷つけ樹液を吸って生きているそうです。
クワガタの多くは、夜行性ですがヒメオオクワガタは昼行性で主な活動時間帯も午前10時から夕方4時ごろまでと言われています。 ヒメオオクワガタは、標高1000m以上の高山に分布しているため、夏でも夜間の気温が低いこともあり夜行性ではなく昼行性の性質が強いそうです。
また、ヒメオオクワガタは、ほかのクワガタムシよりも耐寒性が強く野外活動期間も6月上旬から10月上旬ぐらいまで観測され活動期間が長いクワガタだそうです。
標高が高い場所に生息している関係でほかに木を傷つけ樹液を出させるカミキリムシなどが少ないことから、ヒメオオクワガタは自分で木を傷つけて樹液を吸うという能力があるそうです。
北海道にはヒラタクワガタが生息していませんでしたが、ヒメオオクワガタを“エゾヒラタクワガタ”と呼んでいたことがあったそうです。
まとめ
オオクワガタは、日本最大のクワガタで日本を代表をしているクワガタです。
しかしオオクワガタは乱獲されたりしていて、数が減っているそうです。 なので採集などをするときは、マナーを守ったりいろいろなことに気を付けて皆さんもオオクワガタの採集や飼育をしてみてください。

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